4本のノミ
私がヴァイオリン製作を始めたのは18年前、35歳の時でした。 音響エンジニア一筋だった私にとって、ヴァイオリン製作は未知の世界で、どんな道具を使えばよいのか見当 ...続きを読む
私がヴァイオリン製作を始めたのは18年前、35歳の時でした。 音響エンジニア一筋だった私にとって、ヴァイオリン製作は未知の世界で、どんな道具を使えばよいのか見当 ...続きを読む
2014年はインド旅行で幕を開けることになった。 友人のインド舞踊家、Nさんから「インド舞踊と世界遺産の旅」というのにお誘いを受け、元日の朝に関空を飛び立った。 ...続きを読む
2013年。あっという間でしたね!! 僕も気づいたら31歳になってました。 子供の頃に感じた一年の長さと今現在感じる一年の長さの違い、、、、。その仕組みをいくら ...続きを読む
私は現在中国の楽器店で働いていますので、今回は中国のバイオリンに関わる情報をご紹介したいと思います。 中国のクレモナ!? 中国のバイオリン年間生産量は60万本、 ...続きを読む
クレモナへ行こう と、思ったのは26歳くらいの時、バイクに乗ってその日の営業活動からの帰宅途中、 正面にきれいなまんまるの夕日を見ていたときでした。 突然頭の中 ...続きを読む
展示会やイベントは過ごしやすい季節である春や秋に多く開催されるのではなかと思いますが、そろそろそうした週末の慌ただしさが一段落してほっと一息ついておられる方も多 ...続きを読む
先日、日本に一時帰国したクレモナ在住の製作者仲間を経由し、チェロの横板が届きました。私がクレモナで、街の加工業者へ加工依頼をしていたものです。 横板を材木屋さん ...続きを読む
あなたは犬派ですか?猫派ですか? よくこの様な質問がされますが、断然私は犬派です。 私がまだ大学生の頃、ある日普段通り家に帰宅すると母がゴールデンレトリバーの子 ...続きを読む
3年前迄パソコンもケータイも私は触った事が無かった。 家電コーナーで触った事はあるがね。 愚妻とめでたく離婚して子育てから解放されてのんびりしていると、問屋の営 ...続きを読む
今年の夏は暑さと湿気が例年にも増してひどかったように思いますが、今回は楽器の調整、おもに魂柱の調整についてお話しさせていただきます。 ヨーロッパに比べ、日本の空 ...続きを読む
イタリアから日本に帰国する際、イタリア人の製作家からよく日本の道具を買ってくるよう頼まれます。 それはそれは、よく知っているなとこちらが感心するほど多種多様なも ...続きを読む
今年もここ数年の例にもれず猛暑の夏がやってきた。特にこのところの日本の夏は最高気温を毎年のように更新し、いったいどうなってしまうのだろうと思うほどだ。 一方、ク ...続きを読む
バイオリンやチェロを作るには主に2種類の木が使われます。表板は唐檜(スプルース)、裏板 横板 棹 は楓が使われている物が多いです。楓の代わりにポプラを使った物や ...続きを読む
赤色?茶色? 楽器を作るときはいつも、どんな仕上げにしようかとあれこれ考えながら作業しています。音はもちろんですが、見た目を大きく左右するニスについては毎回悩み ...続きを読む
字のまんま“曲線の美しさ“である。 楽器製作者が言う曲線美と、一般的な曲線美とはほんの少し違う気がする。 それは一般的な曲線美というものが創造的な曲線に対して使 ...続きを読む
工房兼自宅で仕事をしているせいもあって、なんとなく引き篭もりになりがちで、段々と散らかってくる机の上を見ていると、まるで自分の頭の中を見ているようで、思考停止に ...続きを読む
今回は、私達が普段使う道具ですが、皆さんには不思議な物たちを紹介したいと思います。 早速ですが、この道具をご覧になったことはありますか? ミラー 「ドキっ!!歯 ...続きを読む
ヴァイオリン製作について書かれている書籍には、イタリアのクレモナでヴァイオリン製作が盛んになった理由として、よく「イタリアは年間を通じて温暖で湿気が少なく、楽器 ...続きを読む
今年で第5回になる大阪市中央公会堂での関西弦楽器製作者協会の展示会を無事終了致しました。多くのご来場の皆様ありがとうございました。 今後少しづつではありますが、 ...続きを読む
クレモナ ドゥオーモ [はじめに] 皆さまどのような年の瀬をお過ごしでしょうか、2012年最後のコラムを担当することになりました大森です。自分は今年初めてイタリ ...続きを読む
音色を決める要素は様々にあります。楽器においては弾いている音の倍音が主に音色に関わってくると思います。 篠笛などでは開放された指孔とその部分の管が共鳴管の役割を ...続きを読む
「一意専心」 意味は「他のことに心を動かされず、ひたすら一つのことに心を集中すること」や「わき見をせず、ただひたすらその事のみに心を用いること」などのことです。 ...続きを読む
古い楽器というのは、エッジが擦り減って、ニスも所々はがれ、表面は沢山の傷で覆われていますが、それぞれがとても個性的で見ていて飽きることがありません。私は、このよ ...続きを読む
突然、変な話題で恐縮ですが、ご存じのように西洋では家に入るのに靴を脱ぎません。家の中と外の境が靴を脱ぐという行為で明確に分けられていないのは習慣なのでしょうが、 ...続きを読む
9月15日は仕事に行くかどうか迷った。反日感情がかってないほどに高まっているのを肌で感じていたからだ。わたしは今中国でバイオリンを制作、指導している。その店がち ...続きを読む
いきなり大仰なタイトルで始まり本人も恐縮してしまいますが、弦楽器作りを志す者としては避けて通れない永遠のテーマに違いありません。 ヴァイオリンは16世紀の初めに ...続きを読む
イタリア、クレモナ市街地から13kmほど離れたところに、カザルブッターノという小さな町があります。人口約4千人、30分もあれば歩いて町を一周できてしまうくらいの ...続きを読む
8月初旬、私の地元、箕面のとある場所で小さなヴァイオリン発表会が催されました。4歳から高校生までの10人ほどの子供たちが出演していました。その内の中学1年生の女 ...続きを読む
7年前の9月、私がイタリアに来たとき春になるまでは花粉症のことはすっかり忘れていたものです。ところが、渡伊翌年2月、急に鼻がむずむずしだし、花粉症のことをすっか ...続きを読む
うちには2匹のネコがいる。 以前は通りすがりの三毛猫を飼っていたのだけれど、ある日突然帰ってこなくなってしまい、3ヶ月近く探し続けていたのだが、結局は見つからな ...続きを読む