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弦楽器業界どこへ行く?

第183回 池渕 考介 (2019.8.5)
池渕 考介

こんにちは、アトリエVERNICE池渕です。
今回は弦楽器業界どこへ行く?と言うテーマでコラムを書かせていただきました。

さて皆さん知ってのとおり、日本は今や世界でトップレベルの少子高齢化になってしまっております。むしろ今後人口が減り続けるしかない、とても明るい未来とは言えない状況ですね。
そんな世の中で弦楽器を弾く方もどんどん減っていき、需要と供給のバランスが崩れてしまう日が迫ってきているかもしれません。
景気の悪いお話で申し訳ありませんが、これが日本の現実ですね。

さて、皆さんは何か対策はされていますでしょうか?日本国内だけを見ればあまり良くない未来でも、海外に目を向ければ人口が増え、景気が良くなっている国がたくさんあるのも事実。
これからは日本製のバイオリンを海外へ輸出する時代が来ると私は考えます。
実は当工房では数年前からアメリカや台湾などに販路を徐々に拡大しつつあります。

今年4月、私はロサンゼルスに私の製作した楽器を持って売り込みに行きました。
行ってみて驚いたのは、日本国内では日本人製作者と言うだけで売れないと言われたものが、アメリカでは楽器の良し悪しで正当な評価をしてくれたと言うところです。
アメリカでは日本製=良いものと言う考えを持った方も沢山おられるようで、こちらも自信を持って勧められる楽器を提供でき、こんなに素晴らしいことはないと感じました。

弦楽器製作者であるならばやはり、自分の作った楽器を弾いてくれるオーナーに巡り合いたいものです。それが日本にいるのか海外にいるのかはわかりませんが、私は今後もっと世界でマッチングのチャンスを広げていこうと思いました。
他の協会員の皆様はどのような新しいことをされているかも興味がありますので、今後の交流を通じてお話を伺えれば幸いです。