修理と製作のバランス
第100回 耿 暁鋼(2015.08.05)
また猛暑の夏がやってきました。特にこの梅雨の季節は仕事場の窓は開けられません。湿度が60%になったら楽器が鳴らなくなります。
勿論楽器のメンテナンスをしに来るお客様も増えて、仕事が忙しくなります。また日本弦楽器製作協会主催の弦楽器フェアの準備が最終段階になります(最終段階か最初段階か?よく解りません、2本目がこれからです。)この修理と製作のバランス取りは本当に難しいと思います。
以前、もっとよく集中して製作に取り組んでいたら、もっと良い楽器が出来るといつも思っていました。最近思ってるのは、日常お客様とのやりとりの中で身に付いたものは本当に自分の魂の一部であると感じています!これが無いと逆に完成した作品は何が足りないかな~と気がします。
このようにバランスを取りながら、お互い刺激して、頑張っている毎日です。
次回は8月20日更新予定です。