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好み

第258回 中西 桂仁 (2022.12.5)

私の楽器はいわゆる「新作仕上げ」というものではなく「アンティークフィニッシュ」という、平たく言えば見かけを古っぽく見せるような仕上げを好んで施していますが、今で ...続きを読む

二輪で高地を走る

第257回 三宅 広 (2022.11.5)

17歳で自動二輪の免許を取ってから、半世紀を超える現在までずっとバイクには乗ってきました。 移動の手段としても重宝しましたが、長距離の旅行(ツーリング)が大半を ...続きを読む

ニカワ接着とボンド接着について

第256回 河辺 恵一 (2022.10.20)

ヴァイオリンの歴史は、およそ300年とよく言われます。 今日でも演奏で使用されている楽器の中では、ヴァイオリンは本当に長い年月に渡り使用されています。 しかし、 ...続きを読む

春を知らせる鳥

第255回 岸野 大 (2022.10.5)

今の工房に移って 5 年、毎年決まって春先に新しい季節の訪れを鳥が知らせてくれます。 こう書くと何だか小洒落た感じになりますが、実際はそんなにスマートではありま ...続きを読む

イタリアフィレンツェ 古材アベーテビアンコの思い出

第254回 岩井 孝夫 (2022.9.20)

この話は今を去ること30~40年前の出来事です。F氏は私より25歳ほど年上だったと思います。 彼は年に2~3回ヨーロッパに来て楽器の買い付けをされていました。ク ...続きを読む

音が見える瞬間

第253回 清水 陽太 (2022.9.5)

楽器作りをしていると、初めて音が出る時が必ずある。いつもそれは緊張して興奮する時。 最後のニスが乾き、糸巻きを差し込み、魂柱を立て、駒を作り終え、新しい弦を張り ...続きを読む

猫と暮らし始めました

第252回 城戸 信行 (2022.8.20)

こんにちは。神戸の城戸です。 withコロナ生活も3年目、ぼちぼちやっています。 お店は2年前からコロナ対策のため予約制にしておりますが、時間配分や作業の目途が ...続きを読む

作業机の脚

第251回 糟谷 宏 (2022.8.5)

こんにちは。 今回はイタリアから帰ってくる時に持ち帰った作業台の脚の製作です。   イタリアから帰ってくる時に大きい作業台を持ち帰ったのですが、脚を虫に食べられ ...続きを読む

わんこと共に体力アップ

第250回 猪子 宏明 (2022.7.20)

二年前にコロナの影響等でわんこを飼い始めたのですが、前回のコラムではまだ子犬だった うちのわんこも二年たった今ではもう立派な成犬になり、散歩の時など急に引っ張ら ...続きを読む

製作以外の活動

第249回 高橋 尚也(2022.7.5)

工房の近くにある公園では2年ほど前から春と秋にピアノを外に置き誰でも弾けるというのをやっています。 昨年の夏にはBSの街角ピアノにも来て頂きました。 その後ヴァ ...続きを読む

「ガット弦と楽器」

第248回 鈴木 公志(2022.6.20)

バロックバイオリンと(モダン)バイオリンの違いは何でしょうか?   専門的な話になるとネックの長さ・太さ、バスバーの形状、あごあての有無などありますが、極論を申 ...続きを読む

有名楽器の録音

第247回 田中 和彦(2022.6.5)

最近の協会の展示会では、テーマを決めて、有名楽器のコピーを作る事をメインに開催しています。 そんな中、本物(実物)はどんな音?と言う声を聞いたりします。 「ある ...続きを読む

久しぶりの展示会

第246回 伊東ラッザリ 渚(2022.5.20)

5月1日と2日、当協会の第12回展示会が開催されました。   コロナ禍で2年続けて開催が中止になってしまったため、大阪市中央公会堂での開催は3年ぶり、 ...続きを読む

ヴァイオリンを計る

第245回 糟谷 伸夫(2022.5.5)

ヴァイオリン製作者は様々な部分を計りながら作業を進めます。 製作の過程で表板・裏板・ネック・組み上げた胴など、サイズ表や師匠の言葉を参考にその都度目指す重量など ...続きを読む

3年ぶりの大阪市中央公会堂

第244回 河村 盛介(2022.4.20)

来月5月1日~2日、大阪市中央公会堂で当協会の第12回展示会が開催されます。 私が前回コラムを担当したのは、2020年の5月。新型コロナウイルスの感染が拡がり始 ...続きを読む

思い出の、小さな作業台

第243回 菊田 浩(2022.3.20)

今回はクレモナでの修業時代の話をさせていただきます。 クレモナに留学したのは2001年、40歳の時でした。 留学の動機として、ヴァイオリン製作の本場で勉強したい ...続きを読む

いざ埼玉、大河ドラマがやってきた!

第242回 篠崎 渡(2022.3.5)

こんにちは、埼玉で埼玉を愛する弦楽器製作家の篠崎 渡です。 6年前に当時まだブーム上昇中の「翔んで埼玉」をはじめ地元埼玉を紹介するお話を投稿しました。 誇らない ...続きを読む

故・前田壮学氏の追悼に寄せて

第241回 大森 琢憲(2022.2.20)

-西暦1550年、イタリアの古今の美術家133人の生涯とその活躍を伝記として記述し『画家・彫刻家・建築家列伝』として 出版したジョルジョ・ヴァザーリの献辞の一節 ...続きを読む

いにしえの展示会

第240回 杉本 有三(2022.1.20)

1980年当時、私は楽器のイロハも知らない若輩者。先輩のカバン持ちで大阪市内の楽器店に新作楽器展示会へ出向いた。おそらく綺麗であろうそれらの楽器を前に ふ~ん、 ...続きを読む

150年前、ストラディバリウスはいくらだったのか?

第239回 やち 陽子(2022.1.5)

    あけましておめでとうございます。さて今回のコラムは江戸末期、ペリーが来航して日本が開国をした1854年、その4年後の手紙についてです ...続きを読む

チェロはじめました

第238回 畑 亮一(2021.12.20)

今年も押し迫って来ました。 毎年この時期になるとなぜか押し迫って来ますね 笑 さて、去年(2020年)の6月からチェロをはじめました。 製作ではなくてお稽古の方 ...続きを読む

11月の展示会を終えて。

第237回 藤井 勉(2021.12.5)

関西弦楽器協会のメンバーによる展示会を11月に開催しました。 例年中之島での展示会が、コロナ禍で2年続けて開催出来ませんでしたので、新会長の岸野氏を中心に、今回 ...続きを読む

音楽とともに

第236回 鈴木 郁子(2021.11.20)

  11月8日(月)〜14日(日) 関西弦楽器製作者協会の秋の完全予約制展示会が行われました。 ご来場いただきました皆様、エールを送ってくださった皆様 ...続きを読む

いよいよ8日から展示会

第235回 馬戸 建一(2021.11.5)

早いもので今年も残すところあと2月を切りました! 最近はようやく新型コロナの感染者も落ち着いてきているようですね。 コロナ禍もコツコツ楽器製作を続けてきました。 ...続きを読む

秋ですね。

第234回 馬戸 崇之(2021.10.20)

だいぶ涼しくなってきました。 バイオリン製作も日々おこなっております。先日、白木のバイオリン が完成しました。長い工程を経て出来るバイオリンやっぱり達成感はんぱ ...続きを読む

コーヒーの木

第233回 古川 皓一(2021.10.5)

以前のコラム(2011年8月)でコーヒーが好きだと書きました。 10年も経つと、自分のコーヒー環境にも変化があります。 以前はは豆を手動ミルでガリガリ挽いていま ...続きを読む

二つの狂気が出会う時

第232回 西村 翔太郎(2021.9.20)

Nicolo Paganini (1782-1840)   こんにちは。クレモナでバイオリンを製作しております、西村翔太郎です。 昨年に続き今年も展示 ...続きを読む

なんでもやってみよう

第231回 東 義教(2021.9.5)

皆様こんにちは、こんばんは、ヒガシ絃楽器の義教です。 コロナ禍の中、皆様いかがお過ごしでしょうか? 私は小さい頃から人と話とかするのが苦手で相手に不快な思いをさ ...続きを読む

理想的な線と面を目指して

第230回 西村 祐司(2021.8.20)

今年7月、祝日を利用して、美術館へ行ってきました。製作のインスピレーションとまでは及ばないにしても、何かしらの刺激になればと思い、興味ある催しの時には足を運んで ...続きを読む

製作学校同窓生の製作楽器との出会い

第229回 安冨 成巳(2021.8.5)

先日工房へ駒を倒して割れてしまったので急ぎ交換修理をして欲しい、とのお問い合わせがありました。 持参された楽器を拝見してビックリ、私が留学していたイタリアクレモ ...続きを読む