三木楽器店の歴史的建造物を見てください
第330回 杉本有三 (2025.12.05)
日本の歴史ある3つの楽器店、銀座山野1892年 静岡ヤマハ1887年 大阪三木1825年
全て明治時代創業の老舗店。音楽業界に携わる方々にも何らかの関わりある大企業です。

その中で関西の三木楽器は今年で創業200年周年を迎える日本最古の楽器商で元々書籍商から独立した「河内屋佐助」の貸本屋が出発点で
奉公に出ていた「友吉」さんが1884年に河内屋の家督を継いで、
四代目佐助となり山葉さんの協力の素、楽器商の路を歩むのが事の始まりです。
大阪本社は心斎橋にありその建物は圧巻で1歩中に入れば静寂と重々しい空気が迎え入れてくれます。

MIKI楽器さんは昭和生まれの私には大型レコード店のイメージしかなく
学生時代は市街地の店舗で貴重なビートルズの海賊版が唯一販売してた店舗として喜び
やがては出入り業者として関わりを持つとは思いませんでした。
関西の楽器店と言えば三木さんと答える世代も今は少なくなりつつあります。

この本社は心斎橋船場商店街に面し寺院を訪れたような身の引き締まる体感ができる場所です。
1階はピアノのショールームでヤマハがピアノ製造を始めた創成期(1900年代前半)に作られたアップライトピアノの展示もあります。
心ブラ(昭和死語)と共にぜひお立ち寄りください。


