1. ホーム
  2.  > 連載コラム
  3.  > 第166回 鈴木公志 (2018.10.05)

日常と変化

第166回 鈴木公志 (2018.10.05)
鈴木 公志

久々のコラム執筆です。
なんだかだいぶ間があったなと思い、僕の前回のコラムを見ると2015年の12月の掲載。
約3年ぶりなんですね。

3年も経つと色々と環境の変化もおこります。
仕事面では色んな楽器や弓が店にきたり、店舗を移転したり(近所だけど…)と大小様々な事が起きてます。
個人的には子供を授かる、という事が一番大きな出来事でした。

そういう事を言っていると「大きな変化」と言いそうなところですが、実際あまり変わった所を感じません。
というより日常に忙殺されているのかもしれません。
ただそれでも少し変わったと認識しているのは、仕事量だと思います。
端的に言って仕事量を減らしました。

元々そんなにガッツリやる方ではないのですが、更に仕事時間減らしました。
家族の時間を取る為、必要に迫られてという部分が大きいかもしれません。
その他には、技術者である妻が専業で手伝ってもらえるようになった事も大きいです。
ただそれだけではなく、限られた時間の中で、全てをやろうとするのではなく「自分の仕事」を選んでやれるようになったからだと思います。

店を開いて最初の頃は知名度も低く、仕事も少ない状況でした。
ただ時間はいくらでもある気がして、闇雲に働いていた様な気がします。
それが悪いとは今でも思ってはいません。が、やりたいという気持ちが強く、どの仕事でもうちに任せてくれれば良いのに、などと思ってしまっていました。
それが今では「うちにあう人がうちに来てくれて、それ以外の人はそれ以外にあう所に行ってるから良いんだ」と思う様になりました。

自分の仕事をしていればそれを気に入ってくれた人が来る。そう思うと、自分のやりたい事に専念する原動力にもなります。
やりたい事をやってきたつもりでしたが、そこには「〇〇をしなければ」と自分自身で制約をつけていたのかなぁ、と今では思っています。

何事にも自由、なんてまだまだ無理ですが、よりお客さんに楽しんでもらえるよう、自分がもっと楽しんでいけるようになりたいものです。

次回、関西弦楽器製作者協会展示会は2019年5月2日(木)~3日(金)です