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ベニヤ板でシーカヤック

第141回 細野 正洋(2017.06.20)
細野 正洋

30代で琵琶湖の近くに住むことになり、湖と比叡の山並みを眺めて永い間過ごしてきたが、子供たちが大きくなった時、もっと積極的に琵琶湖をエンジョイしようとカヤックに注目。

市販のものは高価で個性がなく面白くないので、自作にチャレンジ。アメリカの趣味の雑誌で知った業者から仕入れた図面にしたがって製作開始。

材料は 3mm の耐水ベニヤと骨組みになる数本の細い角材を近くの製材所から購入。図面に従って切断し、エポキシ樹脂の接着剤と真鍮の木ねじで組み立てていくのだが、物を作るには材料だけではまともなものはできない。それなりの冶具や工具も準備する必要があり、カヤック製作だけを考えると必ずしも安上がりとは言えないが、作る楽しさ、自作のカヤックで湖面を水を切って進む夢に背を押され、家族用にそれぞれ違った形に3艇製作。

表面は、耐水性と船体強化のためエポキシ樹脂塗料でコーティングし、パドルも同様の材料で製作し完成。
子供たちは、”お父さんが乗って沈まなければ乗る”ということで、無事進水。

長さ4m前後だが、ベニヤのため12~3kgと軽く片手で持ち運びOK.
車の屋根のキャリアーに2艇固定し、湖岸まで5分を往復し休日をエンジョイ。
子供たちが家を出てからは、夫婦で琵琶湖の周りを気の向くままに走り景色のいいところで降してパドリング(過去)。
ディンギーヨットも製作したが、自分で漕いで水を切って進むカヤックの方が面白く、カヤック1艇とともに人に献上。

ところが最近は、年に1度夏休みに訪れる孫たちの相手をする以外出番が無くなったことと、少し小型の車に乗り換えたので乗せても大丈夫か心配なこととで、30年近く3代で楽しんできたカヤックの将来を思案中。
この時購入・製作した工具・冶具類は、今も現役で木工作業に活躍しているものが多い。

次回、関西弦楽器製作者協会展示会は2018年4月22日(日)です